染の体験教室
草木染め体験
四季折々の染料で染める。
アイアカネ工房の庭や工房周辺の豊かな自然に自生する植物を採取し、その季節ごとの染料を常時ご用意しております。
「季節の草木染め体験」では、その季節にしかない染料で、染色体験をお楽しみいただけます。
染料については工房までお問い合わせください。
1.布地選び
工房で準備している布地から染めたいものを選んでいただきます。
2.絞り
布地にビー玉と輪ゴムを使ってオリジナルデザインの柄をつくる準備をします。無地をご希望の方は、この工程は必要ありません。
3.染色
布地を水に濡らして絞ります。
あらかじめ季節の植物で抽出した染め液を60度にあたためます。
あたたまった染め液の中に布を入れて15分間動かし、布に染料を浸透させます。
4.水洗い
布に付着した余分な染料をよく洗い落とします。
5.媒染(ばいせん)
媒染液(発色と色止めをするための液)に、水洗いした後の布を入れ15分間動かします。
6.水洗い
布に付着した余分な媒染液を洗い落とします。
7.染色
このとき、染色時間が長いほど、3で染まった色よりも濃く染まります。お好みの濃さであげてください。
8.水洗い
布に付着した余分な染料を、水が透明になるまで3~5回洗い落とします。
藍の生葉染め体験
生葉ならではの風合い。
藍は、葉を乾燥させ発酵させることでインディゴブルー(濃い青色)の染料になりますが、摘み取ったばかりの藍の生葉を染料にして染めることもできます。これを「藍の生葉染め」といい、インディゴブルーではなく淡いスカイブルー色に染まります。
「藍の生葉染め体験」では、アイアカネ工房の庭の畑で育てた藍の葉を刈り取る作業から、染め液作り、そして染色までを体験いただけます。
*「藍の生葉染め体験」は7〜10月までの期間限定の体験です。
1.布地選び
工房で準備している布地から染めたいものを選んでいただきます。
2.絞り
布地にビー玉と輪ゴムを使ってオリジナルデザインの柄をつくる準備をします。無地をご希望の方は、この工程は必要ありません。
3.染め液づくり
アイアカネ工房の庭の畑に入って藍を刈り取ります。刈り取った葉は水でよく洗い葉と茎に分けた後、葉と水をミキサーにかけた液をよく揉み藍の色素を抽出します。
4.染色
布地を水で濡らして絞ってから染め液につけます。約15分間液の中で布を動かし、布に染め液を浸透させます。
5.発色
染め液の中から布地を取り出して絞り、約15分干します。緑色だった布が空気の力でスカイブルーに変わっていきます。
6.水洗い
布に付着した藍の余分な成分を、水が透明になるまで3~5回洗います。
沈殿藍染め体験
深く美しい藍の色味。
藍を茎ごと刈り取って水の中に3日間入れておくと、葉から藍の色素が水の中に移り緑色の液ができます。その後藍を取り出し、消石灰を液に入れて棒で撹拌し空気を含ませることで緑色の液が青色に変わり、そのまま約1日放置しておくと、消石灰と藍が反応したものが沈殿していきます。この沈殿物を集めたものが「沈殿藍」です。
沈殿藍で布を染めると、生葉染め(スカイブルー)と藍染め(濃い藍色)の中間の色味になります。「沈殿藍染め体験」では、アイアカネ工房で作った沈殿藍で綺麗な青色の染色体験をお楽しみいただけます。
1.布地選び
工房で準備している布地から染めたいものを選んでいただきます。
2.絞り
布地にビー玉と輪ゴムを使ってオリジナルデザインの柄をつくる準備をします。無地をご希望の方は、この工程は必要ありません。
3.染色
準備した沈殿藍液の中に布を入れて5分間動かし、布に染料を浸透させます。
4.発色
沈殿藍液につけた布を絞って、外に干します。緑色に染まった布が空気と反応し、青色に変わっていきます。
5.染めの繰り返し
3と4をお好みで繰り返すことで、さらに青色が濃くなっていきます。※何度繰り返していただいても料金は変わりません。写真は2回染色したものです。
6.水洗い
布に付着した藍の余分な成分を、水が透明になるまで5~6回洗います。